gippy読者からのプレゼントにまつわる体験談のコーナー☆
今回は母と娘の心温まるプレゼントのストーリーです♪
【プレゼント体験談 その4】母がくれた、たった一度の手作りではないプレゼント
ペンネーム:Kさん
Photo:mummy and daughter By emma freeman portraits
今までもらったプレゼントと聞いて思い出すものの中に、母からもらった数々のものを思い出しました。
母はなんでも自分で作ったりリメイクする人でした。
小学生の時は、よくセーターを編んでもらいました。ある時は、お花がいっぱいついたお花畑みたいなカラフルなセーター。
肩が出る型のセーターが流行った時は、あっさり作り上げてくれました。肩のところから折り返しになっているのですが、その先にポンポンがついていて。
それから、ショールが流行った時も、すごくゴージャスなのを作ってもらいました。
それは、私が大好きだった、(既に亡くなっていた)祖母のショールをリメイクしたものでした。
いつもみんなに「すごい素敵!かわいい!どこで買ったの?高かったでしょう?」と言われ、「お母さんが作ってくれたの」って答えると「すごい!こんな器用なお母さんがいて羨ましい!」とみんな言い、私の自慢の母でした。
そんな母が1度だけ、手作りではないものをプレゼントしてくれた事がありました。
私が成人を迎えた時の事です。
ふだんぶっきらぼうな母は、ちょっと照れながら
「はいこれ。成人おめでとう。晴れ着も着せてやれなくてごめんね。」
って、小さな箱をくれました。
中を見ると、当時私が大好きだった、ピンキー&ダイアンのチェーン型の腕時計が。
心配で、店員さんに「娘が腕が太いんだけど、これほんとに入るのかね?大丈夫かね?」と何度も確認して買ったそうです。
私はすごくその気持ちが嬉しくて、大切に持って帰って、泣いてしまいました。
うちは裕福なほうではなかったので、きっとなんにもないんだろうなって思ってたから。
きっと母も無理をして買ったんだと思います。
ちゃんと考えてくれていたんだ、思ってくれていたんだって思ったらすごく感動して感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今でも思い出すとジーンときます。
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gippy編集者コメント:
ぶっきらぼうなお母さんが、照れながらプレゼントするシーンを想像すると、なんだかほっこりしますよね★
どんな家庭でも、両親からのプレゼントは、思い出深い物事が多いと思います。
プレゼントは贈る側も受取る側も、それぞれの立場での素敵なストーリーがあります。
gippy読者の皆様も、そんな心温まる、思い出に残るプレゼントをしてみてくださいね♪
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