テレビを見て、漫画を読んで、ゲームをしてという毎日では、子供たちはモノを作り出すというプロセスを知らずに大人になってしまいます。
モノづくりで経済を回している日本にとってはこれは由々しき事態ですよね。
子供のころに何かを作ったという体験をしなければ、その楽しさも知らないまま大人になってしまうでしょう。
それではモノづくりの道に進もうという人も少なくなってしまう懸念が出てきますよね。
しかし子供たちに何かを作るという体験をさせるためには、段取りも必要になり、大人にとってもハードルの高いことになります。
そこで今回スポットを当てたいのがプラモデルです。
プラモデルならば、作成していく手順も解説がついてきますし、材料ももちろんパッケージに込みになっています。
プラモデルを子供たちにプレゼントすることで、自発的にモノを作るというプロセスに接してもらうというのは悪くないでしょう。
Top Photo:MSZ-008 Z II(57%) By 5thLuna
はじめてのプラモデルならば難易度の低めのものがいい
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実はプラモデルには難易度があります。
大人のホビーとしても楽しまれているプラモデルですから、作成のプロセスが難しいものもあるのです。
はじめてプラモデルに触れる子供にいきなり難易度の高いものを与えるとうまく作れなくて嫌気がさすでしょう。
そうならないためにも最初は難易度の低いものを選びましょう。
昔のプラモデルは、接着剤でパーツをくっつけるという作業と、プラモデル用塗料で色を塗り分けるといったプロセスを必要としていました。
しかし、今はそういうプロセスを必要としないものが多くなってきています。
接着剤を使わなくてもパーツをくっつけられて、パーツが色分け済みになっていて、塗料をつかわなくてもカラフルなモデルが作れるのです。
これならば子供にも安心して与えることができますよね。
慣れたらより難しいプラモデルへの挑戦
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プラモデルを作るコツがわかってきた子供たちには、少し難易度の高いものをプレゼントするのがいいでしょう。
難しいものほど完成した時に精巧さを味わうことができます。
アニメなどで子供たちが馴染みになっているロボットなどのプラモデルなどは最適かもしれませんね。
最近のプラモデルのロボットはいろいろなポージングができるようになっていて、遊びの幅も広がっているものが多いのです。
現実にある造形をプラモデルで再現するのもだいご味です
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実在するクルマなどのプラモデルに触れることで、デザイン工学の一端に触れる機会を与えるというのもいいかもしれません。
クルマなど製品として市場に出ているものは、ただかっこいいだけではなく、機能性やマーケットの事情などもデザインに内包しています。
子供のころからそういうものに慣れ親しんでおくと、造形の才能の開花にもつながるかもしれません。
動力系を含むプラモデルで仕組みを学ぶ
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動くものへの興味が強い子供には、動力系を備えたプラモデルもいいでしょう。
最初はただ動くことに関心を示していた子供が、そのうちにいかに工夫すれば速く走れるのかという工夫に目覚めるかもしれません。
まさにそういう工夫を重ねていくことが、技術への関心へとつながっていくと思うのです。
いかがだったでしょうか。子供たちにプラモデルのように自分が行動して作り上げるプロセスを体感するものをプレゼントすることで、モノを作り上げる機会を与えるということは意義深いものになりそうです。
gippyライター紹介
「毎日を楽しく素晴らしい一日に」をモットーに、食やライフスタイルのライターとして執筆中。小さな幸せの積み重ねが人生の豊かさを作るということに気づき、人の縁、今という時間を大切にアンテナを伸ばしています。人と人とのコミュニケーションから、たくさんの幸せを生み出みだされることを願って、小さな幸せを一人でも多くの人に届けたいと思っております。