恋人への誕生日プレゼントや友人の引越し祝い、仕事の取引先へのお中元やお歳暮などなど、
日常的にプレゼントを贈る機会は多と思いますが日本のプレゼント文化には、暗黙のルールやマナーのようなものがあるのは知っていましたか??
仲の良い間柄の友人や、家族へのプレゼントぐらいでしたら、特に神経質に考える必要も無いかもしれませんが、贈る相手が、目上の方、上司、親戚、仕事の取引先の相手だったりした場合、贈るプレゼントには気をつけた方が良い物もあります。
昔から「縁起」の悪いものとして扱われているような物品を贈るのはタブーとされているものがありますので、
受取った相手を不快にさせない為にも、最低限のマナーとして頭の片隅においておきましょう★
各贈り物のシチュエーション別で記事随時ご紹介いきたいと思います。
それでは今回は【一般的なお祝い事全般】で「贈ってはいけないもの」をご紹介したいと思います。
「贈ってはいけないNG贈り物集」一般的なお祝い事・贈り物全般 編
日本茶
日常的によく飲む日本茶ですがが、これを贈り物にする場合はちょっと気をつけましょう!
日本茶は弔事に出されることが多いことから、日本茶をお祝い事の贈り物として贈るのはNGとされています。
但し、最近は紅茶やコーヒーと同様にオシャレな嗜好品としても人気がありますので、若い方や日本茶が好きな相手であれば、
贈っても特に問題はなさそうです。贈る相手や、地域性も確認した上で判断しても良いと思います。
ハンカチ(白無地)
弔事では、遺体の顔に白い布をかけることから、白い平織りのハンカチは縁起が良くないことからお祝い事の贈り物として贈るのはNGとされています。そしてさらにハンカチを漢字で表すと、「手巾(てぎれ)」。
「手切れ」を連想することから、絶縁・絶交の意味になりますので、基本的にはハンカチもNGとされてきました。
上記のように、ハンカチは贈ってはいけないとされていますが、これは日本の仕来り。
日本茶同様に、ハンカチにおいても実用性とファッション要素も兼ねていますので、相手によって判断すれば問題なさそうです。
オシャレで素敵なハンカチや可愛いハンカチなど、プレゼント用のハンカチもありますのでちょっと気をつければ問題なさそうですね。
櫛(くし)
髪をとかすクシ。語呂的に「苦死」になるので、縁起の悪い物とされています。
最近では、クシをプレゼントに贈るということも聞いた事はないので、うっかりプレゼントしてしまった!ってことも起こらなそうですね。
以上が、一般的にNGとされている贈り物ですが、いかがでしたか?
現代で考えれば、どれも贈り物に問題なさそうなイメージですよね。
昔からの仕来りや伝統を重んじる相手の場合に対しては、贈り物のマナーは絶対必要
とはいえ、「マナー」として、贈り物にも礼儀作法がありますので、特に年配者やお偉い方に贈り物をする際、気を配りましょう。
どんなものでも相手を不快にさせるのはNGです!
そういう考え方は古いとか、きにしなくていいよっていうカジュアルな最近の考え方だからこそ、
「あ、この人贈り物のマナーもわかってるな。」
と相手に思わせれたら、それはそれで良い評価や好印象を与えるので、しってて絶対に損はありません。
贈る相手や、地域性、風習等を見た上で、贈り物の判断をしてみてくださいね。
余談ですが、クシは英語で「コーム」とも表現しますので「込む・混む」の語呂にして、「幸せが舞い込む」「お店が繁盛してお客さんが混み合う(混む)」とかにすれば幸運の贈り物にもなりそうですね!